はり師・きゅう師 杉岡  哲也

鍼灸の治療は毎週木曜日です(予約制)

大阪府高槻市生まれ。

新宿鍼灸柔整専門学校卒業、同校附属施術所研修生のち常勤施術者、浜松医科大学付属病院心療内科研究助手、千葉大学付属病院神経内科鍼灸外来研修生、誠養治療院副院長を経て、杉岡鍼灸治療院を平成24年10月に開院。千代田国際クリニックにて、火曜・木曜に診察、治療。

 幼少期からアトピー性皮膚炎や風邪をひいてはすぐに気管支炎や肺炎の一歩手前になるなど、虚弱な体質でした。小学校の頃は欠席が多く、出席日数が足りなく留年になりそうなほどでした。そんな様子を見ていた叔母が、漢方や自然食品などを薦めてくれたこともあり、東洋医学や代替療法と接する機会がありました。

 中学校に入る頃には、身体も丈夫になり、高校ではワンダーフォーゲル部に所属し、自然に親しむことが多くなりました。その影響で、将来は自然環境の調査や保護に関係する仕事に就きたいと考えるようになりました。高校卒業後の進路を考えているときに、小説家で自然保護家の故C.Wニコル氏との縁を得て、自然環境の調査保護を専門とするフィールドワークの知識と技術を学びました。

 その後、自然環境調査や環境教育プログラムの開発と指導、日本の森林の現状と問題点について学び、これからの日本の森林のあり方や利用方法を考えるようになりました。

 その中で、ドイツのバート・ウェーリスホーフェンを発祥地とする約120年の歴史を持つ「クナイプ療法」とその中の一つの方法である「森林療法」を知りました。この「自然の中で、心身を癒す」ということから医療に興味を持ち、「心身一如」や「天人合一」の思想がある東洋医学について学びたいと思うようになりました。そこで、国家資格でもある「はり師・きゅう師」を目指しました。

 鍼灸学校時代に永田勝太郎先生の特別講義を拝聴する機会があり、その講和にすっかり魅了されてしまいました。その後、国家資格を取得し鍼灸師となり、研修生の身でありながら、当時勤務されていた浜松医科大学へ押しかけ研鑽させていただきました。

 

 当時、永田先生より頂いた「医療は、科学的でなくてはならない。しかし、治療にあたっては、一人ひとりの悩みに寄り添って、丁寧に診ていくことを、何より大切にしなさい」というこの言葉を、常に心にとめ、鍼灸師として少しでもお役に立てるよう務めて参ります。

 

筆頭著者文献

「膝関節痛が改善し治療意欲が高まった症例」Comprehensive Medicine 全人的医療 13(1):2014.

「線維筋痛症(FMS)患者の疼痛の評価―第2報―」心身医学 51(9):2011.

「カウザルギーにも似た激痛を呈した心因性疼痛の1例」心身医学 49(5):2009.

 

共著論文

1.永田勝太郎, 長谷川拓也, 杉岡哲也, 島田雅司, 大槻千佳

「相互主体的医師―患者のなかで改善していった線維筋痛症の1例」心身医学 51(9):2011.


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